バラバラの自我の修復作業
アハウ

自身の低次の自我のおもむくまま
あれがいい これもいい いやこっち
感覚のおもむきの 流れの先に

一つの部屋がある
モノライトの下で
カケラを集め 復元中
在るべく 在る 自身に向かって

自我の統一と
善良な心根の発火
灯台のように遠く瞬き



肉体の『死』より『精神の死』を恐れる


軽いヨガのボーズ 神に祈り 仏に供養し 詩を書き
やれやれ午前の修復作業は終わりを告げる

バラバラのオシリスを
八つ裂きのオルフェウスを
自我の空中分解を
繫ぎ止め 復活させている

この部屋では
最大公約数の縦糸は『宗教的なるもの』
最小公倍数の横糸は『一人一人の人間』

心のなかで 神話が蘇える

心の演習がつづく


自由詩 バラバラの自我の修復作業 Copyright アハウ 2006-12-15 11:57:11
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