自己への問い 夜
奥津 強


夜の 真実は 輝かしい 地獄だ
連続の 地獄だ
長く 眠る 阿呆どもよ
姦淫か? 又か? 俺を 信用させないのか?
ああ
東京都 一番目の 狂気性
世界は レベルのない 天使を 殺しに
俺は 天使殺しの 著者を 無駄に 吐き

そうだ! 俺は 真実の 暗闇を 見た事がない
常に 残虐なる 日々の 繰り返し
満月は 曇り ああ 俺の 顔は 秩父の山奥に落ち
彼は 行く
夜へと

形は 違えど 俺は 姦淫を 捨てた
ああ そうだ 身軽になった
海は 聖母だ
黒ろくない 暗闇の 母親だ
認知症だ


自由詩 自己への問い 夜 Copyright 奥津 強 2006-12-15 01:49:12
notebook Home 戻る