ゆれゆく
わら

すこしずつ、歩みつづけているんだ。


こんなふうにしてでも。








このたましいは、どこへゆくのだろう


なに者に、なるのだろう

このこころは。










ゆっくりと、なにかを重ね、

なにかになっていっている





夜がくるたび、

朝がくるたび、

すこしずつ、 かわっている





あなたには 見ていてほしい。



詩というものを通して、
ガラスのむこうでみている、あなたたちには。




わたしが、どこに流れていくのかを。















毎朝、あびる シャワー。

そのしたたり落ちる水滴の

一滴、 一滴を ながめながら、




家を出て、

空から ふりささる、光線の

一筋、 一筋を 見上げながら、



風をきり、

歩みすすむ 足なみの

一歩、 一歩を 感じながら、




そのひとつ、 ひとつが

このたましいをかえてゆく



今日も 波に ゆらされている



きっと、 どこかに むかっているんだ






この、
あたまを もたげるほどの、 波などは、


そういうことなのだと 信じたい。



























自由詩 ゆれゆく Copyright わら 2006-12-08 12:58:43
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