不器用は頑固者
Taka★Hajime

そろそろ死んどけ
 と、壁に向かって問いかける
   アレはもういらない
     と、自分勝手に眼を離す

  例えば、一握りの殺意と
     一つまみの愛情があるとすれば
        質量を尊ぶこの御時世

   不器用な小生には
     滅す事も愛注ぐ事も面倒極まりなく
       ただただ、突き放し
         「いなかった」と思い込む

     人生は画面の向こうほど薔薇色ではない
       不器用な小生には決め込み飲み込み
         己の興味を引く物でしか
           手元に置けぬ

                   ただの頑固者



自由詩 不器用は頑固者 Copyright Taka★Hajime 2006-12-08 05:04:37
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