自由がないと思ったので、王様は考えた。
千翔

自由が欲しいと、どこかの王様が嘆いていました。
監視もなくて、好きなところへいつでも行けて、
国民の為に、要望を叶えたり、苦情や文句を聞いたり。
子供たちの為に、遊具や環境や学校のことを考えたり。


もう、うんざりだと王様は思っている。

だから、仕事や一切を無視した生活を始めた。
しかし、




監視がないと、王様は狙われた。
スリや窃盗によく出遭った。
好きなところといっても、ほとんどの土地に行っていた。


国民の要望を無視した。
石つぶてをくらった。

悲しそうな国民の姿を見た。

王様は悲しくなった。
子供のことを考えなくなった。
子供にはストレスが溜まって、親の言うことを聞かなくなったと苦情がきた。

そんな子供たちは王様は好きじゃなかった。




だから、王様はやっぱり自分は国民と、自分と、子供といっぱいの人人と、
自分の為にも王様でいることを決意した。






自由詩 自由がないと思ったので、王様は考えた。 Copyright 千翔 2004-03-29 22:52:02
notebook Home 戻る  過去 未来