死の色に画布は染まり
白雨


 倒れた太陽を歓迎するかのように、
 恋はすべてを暴露した。
 たのしい季節、
 ランプだけを置き去りにして、
 夕暮はどうしてにこにこしているか。
 ソケットは春が待ちどおしい。
 疲れた神経は電球の乳房に苦しみを見出す。


自由詩 死の色に画布は染まり Copyright 白雨 2006-11-29 18:22:23
notebook Home 戻る