雨上がりの砂利道
ぽえむ君

雨上がりの砂利道を
そろりそろりと踏む石の
聞こえてくる砂音に耳を傾ける
それは優しさ

道の左の林より
枝から枝へと飛ぶ鳥の
聞こえてくる羽音に耳を澄ます
それは温もり

どこか遠くより
山から野へと流れてくる川の
聞こえてくる水音に耳を向ける
それは息吹

広くて低い雲間より
空から地へと差し込む陽の
聞こえてくる光音に耳をとがらす
それは希望

雨上がりの砂利道で
歩いてきた道を振り返る


自由詩 雨上がりの砂利道 Copyright ぽえむ君 2006-11-28 14:25:37
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