街をみる 顔をみる 空気を感じる
わら
こころのバランス。
わたしは、月の流れのように、
ときに、その波にのまれてしまう
自分を見失うことにも 慣れているのだけれど、
すこしずつ、 つかれていく。
この、こころを、閉ざしてしまえば、
こんなにも、キズつかないだろうに
こうも、なにかを感じようとしなければ、
なにもを見ようとしなければ、
こんなにも、痛まずに すむんだろうに
それは、もう、わかっているんだ。
別に、大そうなことではなく、
こんなふうに、こころを開いていなければ、
もっと、こころを堕としていれば、
無闇に、キズつかずにすむことを
それでも、ボクは、
ありのままでいたいから
いや、すこし 背のびをしていたいんだ
こんなボクでも、空を見上げることを
忘れたくはない
痛みを感じれる人間でいたいと願う
だから、また、
ただ、こんな静けさの中でも、
くずれおちそうになっていく
ときに、また、
バランスを見失う
限界をかすめながら、
すこしずつ、 一適ずつ、
なにかが、 こころの器にたまっていくようなんだ