「 手 」
服部 剛
夜寝る前に読書していると
開いた本のなかから
うっすらと光を帯びた手があらわれ
わたしに差し出されていた
その手を握ると
不思議な想いが心に流れ
明日に怯えるわたしの影は
消えていた
自由詩
「 手 」
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服部 剛
2006-11-20 22:17:06
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