夜明け
ふるる

夜にひたる

有刺鉄線のように黒々とぎしぎしと
木々は
まだ冷えて(閉じて)

ouaaaaaouaaaaa

(あれは「からす」?)(あれは((ぬえ)))

まだ寝てなくちゃいけないけど
足が痒いから走るね
(わたしも)(ぼくも)(わたしも)(ぼくも)


aeaeaeoooooaaaooaeaeaeo

子供たちは叫びながら走り回る

じゃらじゃらと引きずりながら

荒れ果てた 
水平線

枯れ果てた 
地平線

の鎖を


ぷつり とそれらが千切れた先に

桃色の朝焼けが
(温かいヒナ鳥のように)
まだ濡れて

したたって


krdkooououokrouuu! krdkooououokrouuu!

(あれは((ぬえ))?)
        (あれは「「オンドリ」」!)





自由詩 夜明け Copyright ふるる 2006-11-20 09:46:58
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****印象詩っぽい*****