常に 隠蔽されている
奥津 強

そうして 又 やって来た
そうだ 今日という 現状の
悪行を 必ず 果たしたという
確立が 天秤に かけられ
多くの 雛人形の 影 が
見て取れる

俺達である という 現状は
生死に 位置するものか?
(死など つまらないものだ)
俺達が 叫ぶ 恒久平和よりも
生死に 存在するものか?
(生である 事実など 確認できない)

そうだ 又 この 日が 来る
盲人の 間に 塞がれた 耳
俺の 耳は 法に 照らされている
常に
常にだ

上は 上がれない
下がれ 恒久平和よ
土下座しても 俺と 俺の 連れ子は
癒しなど 求めはしない
新しい 時代を 作れ!  

そうだ 俺だ もう 一人の 俺は
窒息し 唖者である 事実

正義と 言う 定義から 生まれる 懺悔
新たな 塹壕を 掘る 兵士の 目は 
小さな 子を 見ている
子が 打たれ 子が やられ
老人の 大往生が 正義なら

偽善という 陳腐な 言語を捨てよ
お前らには 常に 耳が 付きまとっている
常に
日常にだ


自由詩 常に 隠蔽されている Copyright 奥津 強 2006-11-19 21:15:03
notebook Home 戻る