武士道
侍フィクション
古人に武士道あり
忠誠を誓い
勇敢に生き
犠牲を厭わず。
信義を守り
廉恥を慈しみ
礼節を重んず。
名誉を高く置き
質素を平静とし
情愛を信条とす。
即ち是、当代日本人よりもっともかけ離れし
尊き先人たちの昇華せし美しき魂の詩である。
今人に武士道無し
サラリーマンにして忠誠を誓わず
テレビゲームの中で勇敢に生き
犠牲なりしものを負け組みと鼻で笑ふ。
信義など劈頭より無く
廉恥の言葉すら存ぜず
礼節を軽んず。
名誉のみを貪欲に欲し
質素を恥辱とし
情愛は与えらしだけのものと信じて与えず。
即ち是、古の日本人よりもっともかけ離れし
悪しき当代人たちの退廃せし悲しき魂の詩である。
いざ、誇り高き日の本の同胞
この詩を踏み越えて、古き先人の屹立す
秀麗なる高みを望む。