冬枯れの森
ぽえむ君

しろかねの雪が空より
舞ひ落つる冬枯れの森
侘びしかる風の音聞けば
時移る草葉の思ひ

細やかに流るる川は
透き落つる冬枯れの森
悲しかる水の音聞けば
時映る雫の思ひ

白色しろいろの空のかけらが
はらはらと
木に舞い落ちる冬枯れの森
侘しげに耳に聞こえる
風の音は
草葉を想う移りゆく時

清らげに流れる川は
つらつらと
彷徨い落ちる冬枯れの森
悲しげに耳に聞こえる
水の音は
雫を想う映りゆく時

冬枯れの森は
何千年もの間
その寒さを越え
その時を超え
何千もの
春を迎える
そこには常に変わらぬ姿と
常に変わりゆく命がある

冬枯れの森は
何千年もの間
その寒さを見せ
その時を魅せ
何千もの
詩を生ませる
そこには常に変わりゆく言葉と
常に変わらぬ心がある


自由詩 冬枯れの森 Copyright ぽえむ君 2006-11-15 13:58:41
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