石
服部 剛
初めて君に声をかけた
あの日の公園
( いつまでも揺れている
( 無人のブランコ
ぼくの呼声に
届かぬ場所から振り返る
君の面影
ベンチに
長い間置かれたままの
石ころ
今も黙して君を呼ぶ
石のこころ
自由詩
石
Copyright
服部 剛
2006-11-14 22:08:14
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