白雪姫と王子様
こめ

雪のじゅうたんの上をゆっくりと歩いている

例えば君がココから居なくなるのなら

僕はなんでいきてるか分からなくなるよ

愛しているたくさんの人たちに

この小さい胸の中の思いにふれて欲しかった

グッバイさよならただ一人さしのべてくれる

手を待っている

簡単に命が捨てられている

僕の手を握りしめる小さな女の子

暖かい手人生を深く

コーヒーの中にミルクを入れるように

残酷に過ぎている時の中にいる

数字だらけの世界で

繰り返されている君と僕との

エンドロール

でも僕はずっとただ一人だけでいいから

天使になりたいよ

ねえ聞いてよもっとこっちにおいで

わかるだろ僕のなる鼓動の音が

僕をどうみえるの?

醜くみえているの?

悲しみの事なんかわすれてただ一つ

今この僕の人生の終点までの

歯車になっているだけでいい

そうギュッと女の子を抱きしめて

雪の中で冷たい白にかぶされながら

たえず流れる涙をふりほどき

深く眠る悲しみの白雪姫と王子様


自由詩 白雪姫と王子様 Copyright こめ 2006-11-14 19:58:54
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