アプガースコア
つめきり
母が泣くので
腹から ときどき
こぼれた
、咲かない裂かない
花/ 熟れた異端は地平線をちらちら
姉妹を犯したまま
ひっかけて 違いのない容姿を
閉じ
にじむまで
小さいと靴が赤い大きいと
はがれてしまう
薔薇の右足が平等に壊れ(左足/)
対称?
反するならべに、焦がす直前 地べたは ひかり
夕方の放物線を
越えてしまう
体位は、
ひらがな の/ 容姿
体の傷を、ばらばら に
舐めあって
双胎の/はじまりは
臍帯の
よじれに
小さな列と 不整脈は
円形を追いこみ ひびき
充ちぬ眼を、半濁するそれら
人々 の体位に
交じって