アプガースコア
つめきり

           母が泣くので
          腹から   ときどき
          こぼれた                
、咲かない裂かない           
   花/ 熟れた異端は地平線をちらちら
              姉妹を犯したまま
      ひっかけて   違いのない容姿を

         閉じ
               にじむまで
小さいと靴が赤い大きいと
               はがれてしまう 
           薔薇の右足が平等に壊れ(左足/)
            対称?
           
    反するならべに、焦がす直前 地べたは ひかり
           夕方の放物線を 
           越えてしまう
           体位は、
       ひらがな  の/ 容姿     
         体の傷を、ばらばら に
         舐めあって
         双胎の/はじまりは
        臍帯の
         よじれに
          小さな列と 不整脈は
          円形を追いこみ    ひびき
          充ちぬ眼を、半濁するそれら
          人々 の体位に
          交じって



未詩・独白 アプガースコア Copyright つめきり 2006-11-07 04:56:26
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