うたたね　ひつじたち
はる　の　あったかさ

ひるさがりに
まくらのしたから　うまれて

ばんごはんのじかんに
また　かえってくる

みどりのにおいの　かぜに　のって
ふうけいを　おいこして　く

うたたね　ひつじたち
たんぽぽの　わたげみたい　ね

おひさまの　あくびしながら
ゆめの　ほとりに　こしかける

ごじかんめの　きょうしつ　や
ましろい　ほけんしつ
せんたくものを　とりこむまえの　おかあさん
ほいくえん　や　かくえきでんしゃ
へいのうえで　しっぽをゆらす　まるいねこ
かなしいことがあったの　ねぇ　　
おんなのこ　にだって

うたたね　ひつじたち
ばんごはんのじかんを　すぎたら
まくらのしたで　あしたのゆめを　みる

よるには　みみずくと　こうたい　して