ときに言い過ぎてしまうね
nm6
金魚がつい食べ過ぎてしまうように
ぼくらは
怖気づく理性とはまったく関係なく
いうなれば すこし過剰なものたちです
狙ってみてしまっては 思ってもないことを
寝転んで指差した机の脚のカーブに見惚れて
舐める蜜ですから 手を伸ばしては
遠くで黒く光るものに ゲージは振り切れます
ハロー・ハロー
眠くて
まぶたの裏側がしょぼ痛い
混ぜこぜに煙に巻いて 暮れる空と春
ささくれだつ物語は 切れ端を飛ばし読んで
ときに言い過ぎてしまうね と 今日は
待ち通し待ち通し 風の強い一日です
自由詩
ときに言い過ぎてしまうね
Copyright
nm6
2004-03-18 00:21:46
縦