草花(みつとみ)の育て方
光冨郁也

おはようございます。
(みつとみ)は晴れた日が続かないと元気がなくなるようです。
そこで。

道ばたで(みつとみ)を見かけたら、
鉢にいれて、水をあげて、
晴れの日はテラスやベランダに置いてください。
雨の日は、お部屋の窓から外を眺められる場所で。
寒さには弱いのでお気をつけて。
冬は枯れ気味で縮こまっています。
ひとりでいるのを好みますが、
ときおり茎葉をゆらゆらゆらしております。
それはどうやら、気を巡らせているようです。
心身タフなほうではないので、
健康には気をつかうようです。
春から夏にかけて、透明で(青い花)を咲かします。

(みつとみ)は(太陽の光)と(水)があれば生きていけます。
そして光合成をして、
(詩)という(青)や(白)の花粉を、風に飛ばします。

(まれに発生する、
 (みつとみ)中毒およびアレルギーにはご注意ください。
 (みつとみ)の(詩)が好きになってしまうという、
 お気の毒な結果になってしまいます。治りません)

愛でかたとしては、花にそっと微笑む。
静かに話しかけてみる、という鑑賞の仕方が好まれるようです。
そしてやはり、(太陽の光)と(水)です。


*この作品は(名詞)のところに好きな言葉を当てはめて遊んで下さい。




自由詩 草花(みつとみ)の育て方 Copyright 光冨郁也 2006-10-10 20:41:14
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