自分の地図
ぽえむ君

人は生まれた時に
自分の地図を渡される

自分を見失った時に
確かめるために
自分が進むべき道を選ぶ時に
その地図を見るために
誰もが一枚ずつ渡される

そこには宝の場所も記されている
宝はお金でも名誉でもない
宝の場所は誰一人として
同じ場所にはない

その宝の場所を知っているのは
自分しか知らない
その宝の場所に辿り着けるのも
自分しかいない

他人の地図を見たとしても
通ってきた道も違えば
これから進む道も違う

他の人よりも
上り坂が多いかもしれない
暗い細い道を歩くのかもしれない

けれどもそれは
自分だけの地図なのだから
他の人と比べても
何の意味はなく
自分がその道をいつ進むのかが
大切なのです


自分がどこまで進んで
どこに行こうとしているか
自分の地図で確認すれば
宝がどこにあるのかが
わかるはずです


自由詩 自分の地図 Copyright ぽえむ君 2006-10-06 22:48:29
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