お布団干し
ふたば
昼間のうちに
おふとんの模様いっぱいに
あつめておけば
夜には部屋のなかいっぱいに
少しずつ溶けだしてきてる
ざまあみろ
光をこんなにあつめられるのは
おふとんの他にはないだろう
こんなにも生活を讃えてくれる
匂いなんてないじゃあないか
ひとりだってかまわない
深呼吸したあとで
どぼんどぼんと
飛び込んでやるのさ
自由詩
お布団干し
Copyright
ふたば
2006-09-30 16:56:17