恋のことだま
Lucy.M.千鶴
ふっと ついた ため息が
風になった
風は コスモスを 揺らして
遠くへと 視線の先よりも 向こうまで 吹いてゆく
君 住む 街まで
届くだろうか・・・
君の やわらかな 髪を
なびかせる だろうか・・・
その くちびるにも
そっと
触れる だろうか・・・
覚えて おいて
くちびるに
熱い 風を 感じたら
それは わたしの 命の
恋のことだま
自由詩
恋のことだま
Copyright
Lucy.M.千鶴
2006-09-28 20:49:33