みんなで
しでん

やがて 太陽がいなくなると

星は蛍のように
空を覆いつくして

まるで蛾のように
5本の指を 光に絡ませて

僕は 月や星に 手が届くことが
とてつもなく素晴らしいことだと 思い込んでる

だけどほんとはきっと
遠い惑星で一人きりで 小さな太陽を眺めるより
この街で みんなで見る朝焼けのほうが
ずっと ずっと 素晴らしい

それを知りながら
今日も 星空へと手を伸ばしてみる


自由詩 みんなで Copyright しでん 2006-09-25 03:33:21
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