秋のステキな時間
山崎 風雅

 秋に装飾され始めた街角に立つ君は
 凛々しく軽やかでその髪を風にまかせてる

 ルージュもつけない唇は
 すれ違う人々の視線から逃れられない

 風が舞うとき 
 君まで舞いあがりそうで
 僕は気が気でならない

 君の好きなプラダのカバンを
 一緒に見にいく
 君が放つ桃色の言葉を
 僕は録音するように耳を傾け
 秋色に染まる街路樹の下を腕を組んで歩く

 ステキなもので溢れてる街
 でもその中でも一番ステキなのは君で
 僕の心のろうそくの火を絶やさず
 燃えさせるんだ

 公園でバトミントンをしよう
 子供達が笑ってる
 君も笑ってる

 ありがとう 
 
 君と出会えて

 ありがとう




自由詩 秋のステキな時間 Copyright 山崎 風雅 2006-09-17 01:46:13
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