顔 その3
恋月 ぴの

会社


会社の顔を汚すなと
上司に言われた
僕に顔は

いらない





未来


40年後の
僕の顔
今のこころが作り出す





レジェ


目があったはず
鼻があったはず
口があったはず
み〜んな
ばらばらに砕け散ったら
そこには未来があった
オートマティックの行く末に
パラダイスが見えていた
小川があったはず
深い森があったはず
生命の息吹を感じられたはず
み〜んな
どこへ消えてしまったのだろう
未来ってこれだったのか
オートマティックの行く末に
パラダイスはあったのか
つまり
人が生きているってこと



自由詩 顔 その3 Copyright 恋月 ぴの 2006-09-16 12:38:32
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日記のようなことばたち