あなたという星は
ぽえむ君

私は
どのようにして生まれたのかは
いまだにわかりません

気がつけばずっと
あなたの裏側を見ることなく
そのみずみずしい姿だけを
何十億年も見続けて
あなたもまた
私の裏側を見たことはないでしょう

私はあなたと違い
表も裏も同じ色で
傷や穴がそのままむき出しのまま

あなたの青さが少しでも
私にもあればと悲しくなります

けれども
最近のあなたはどこか違っています
何か息苦しそうに見えます

あなたの中で何かあったのですか
少しずつ汚れ
少しずつ壊れていくようです
裏側は純粋のままなのですか

私に
永遠とは
そこに在り続けるのではなく
変化の繰り返しが同じであることと
教えてくれたのは
他ならぬあなたなのです

永遠を汚さないで下さい
永遠を壊さないで下さい


自由詩 あなたという星は Copyright ぽえむ君 2006-09-15 14:35:05
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