阿弥陀来迎
山田せばすちゃん
あさはまだくらいうちから
うしうまにえさをやり
いどでみずをくんで
ひえつぶのういたしるをすする
ひがのぼれば
たはたにでて
はるはあぜぬり
なつはくさとり
あきはかりとり
せいいっぱいつくったこめも
ひとつぶとてわがくちにはいらず
だれのためになんのために
あせをながしなみだをながし
まがったこしをのばして
ろうくをかみしめる
ゆうぐれに
うつくしいにしのそらをみる
ゆうひにはえて
きんいろにかがやく
あのくもにのって
きっとあみださまはけんぞくをひきつれて
おむかえにきてくれるからと
きょうもなむあみだぶつと
くちのなかでとなえて
ひとひはおわる
自由詩
阿弥陀来迎
Copyright
山田せばすちゃん
2004-03-10 02:24:11
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