その山はあまりにも高い山だから
ぽえむ君
その山はあまりにも高すぎて
今の自分では
登ってゆけそうにない
でも登ってゆかなければ
今の自分は今のまま
狭い世界しか見えない
山のふもとから
山の高さに文句を言っても
その山が低くなるわけではない
その山が悪いのではない
悪いのはそう思う自分の方なのだから
その山はあまりにも高いけれど
今の自分であっても
登ってゆかなければならない
登ってゆけば
新しい自分が新しい世界へと
広い世界が見えてくる
山の頂上から
山の高さに文句を言っても
その山が高くなるわけではない
その山を悪いとは思わなくなる
そう思う自分になるのだろう
その山はあまりにも高い山だから
だからこそ
最初の一歩を踏み出せる