『梅雨の弔い』
橘のの
枯れてゆく紫陽花なんて
見たくない
溶けてゆく蝸牛なんて
誰も見たくない
今日も降ると
思ったのに
手に余る雨傘を
夏に
つき刺した
未詩・独白
『梅雨の弔い』
Copyright
橘のの
2006-09-03 00:36:44