「君の居たはずの席」
Taka★Hajime

「君の居たはずの席」

出会えたときが始まりだった
僕は何食わぬ顔して
当然のように君に話しかけていた

出会って少ししても
僕は君の名前も覚えて無かったけれど
ただ、キレイだと言う事は覚えてた

いつからだろう
こんな気持ちを知ったのは
どうしてだろう
こんなに胸が苦しいのは

知らないうちに惹かれてた
気が付けば君の前に向かう僕が居た
そして、当然のように毎日話しに行っていた

君の居たはずの席
今は違う人が座っているよ

おかしいよね
君じゃないと話しに行かないなんて・・・。

今は君の座る事の無い席
僕は遠くから其れを眺めては
ため息ばかりをついてしまうよ

君と同じ空気が吸えないだけで
こんなキモチになるなんて・・・。
へんなの・・・。

その内。
会いに行くのも怖くなって
話にいけなくなってた自分がいた。

本当にいつからだろう
君に惹かれていったのは

今の僕はとても臆病になってしまったよ

それでも君を思ってしまうから
時に焦ってしまってた

けど、それじゃいけないと気づけた時

少し素直になれた僕が居た

だから僕は素直に君に伝えるよ
自分勝手なこの思いを・・・。



自由詩 「君の居たはずの席」 Copyright Taka★Hajime 2006-08-29 11:04:47
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