夜のこいびと
床
どうしようもないものが
わたしをはてなくめぐるとき
あなたはなにをしている
夜から朝に変わる蒼をみつめるとき
わたしは夜のくらげさえしらない
残されたものだけが疼いている
意味のないものとされた言葉達が灯をほしがる
すきま風が 吹いた
残されたものはいつもかなしい
果てないものはいつも欲しがる
虚しさは夜だけが知っている
のみこまれる前にかならず
わたしをおもいだしてほしい
自由詩
夜のこいびと
Copyright
床
2006-08-25 06:42:48