帰々省
ヨルノテガム





僕僕は家々の道々を
行き行きて
街街を車車で
朝々の光々斜め
斜めを過ぎ過ぎて


黄色黄色の帯び帯びた
部屋部屋の片方に
帰り辿り着いて
蝶々の夢々でも
見たいなあと
横々になりて


夏々の蝉々の
絶え絶えず
向こう側を
推し量るの 
もうひとつの日々









自由詩 帰々省 Copyright ヨルノテガム 2006-08-16 02:36:02
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