グラシアス、 アミーガ!
LUKE

ビンの上に孤独と書いて
中味を見つめ気取っている
幸せに酔う人たちの中
しらけた笑顔で無言の否定
子供っぽさにふらふらして
席を立つ背に浴びせられる
「なぜいつもここに来るのだ」という
おきまりのありきたりの罵声。

ある日
偶然という必然に誘われ
隣り合わせに座った友情の
気取りがなくその人らしく
愛を飲み干す美しい仕草の人
戯れに僕は語る
「マグロ船の唄」

乗せられた男と
バァバァバァバァ
釣られたマグロの運命
バッバッバッバッ
ディーゼルが震える
ババババババババ・・・

悲しげに君が差し出したグラスの
コースターは閉ざされた記憶
破かれた日記の1ページは
僕の今日を読んでるようで。

その夜
僕らは友情に乾杯!!
そして二人は
明日について語り出した。


自由詩 グラシアス、 アミーガ! Copyright LUKE 2004-03-04 21:06:21
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