力の限り想いを語れ
ぽえむ君

いいかい
君がいくら誰かに不満をもっていても
君が何も言わなければ
君の不満はどんどん膨らんでいき
頭の中がぜんぷ不満だらけになってしまうよ
君の頭の中だけが不満なんだよ
みんなが満足している中
君だけがふ・ま・ん
それでいいのか

なあ
君がどんなに世の中を悪く思っても
君が何もしなければ
君のイジイジとしたその根性は
君の体の中すべてに駆け巡るよ
君の身体はグジグジだらけで
君だけがふ・へ・い
それがいいのかい

あ、ほら
またそんな目でぼくを見るのはやめてくれ

君は口もあるし
耳だって目だって
ちゃんとしているじゃないか
心だって本当はちゃんとしているんだろ

だったらさ
自分が悪いとか
あの人が嫌だとか
社会がどうのこうのって思うよりも
自分で言いたいこととか
自分がしたいことをまずしてみようよ
きちんとね

意外とね
簡単なことなんだよ
力の限り想いを語るのは

少なくとも
今の君が今思っていることよりも
ずっとずっと簡単で
楽なことなんだ

だからさ
力の限り想いを語ろうよ
不満とか不平とかじゃなくてね


自由詩 力の限り想いを語れ Copyright ぽえむ君 2006-08-10 07:09:02
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