冷たい カーテンコールの下
砂木
ビンが 薄いレモン色に 枯れていく
花というものを 残せない
屈折の返る 生真面目な黙殺は
水辺リに 傾けられて寄り添った
青雲への 憧れに空域をなくす
満たされぬ受け口の 外にだけ
摘み飽きぬうち 繰り返された
一輪の花の 喜びと 影火
自由詩
冷たい カーテンコールの下
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砂木
2006-08-06 22:02:13