月のしずくと炭酸水〜夕焼け色を飲み込んで〜
プル式

泣きたいほど
貴方に伝えたい言葉が有ります
私ごときが
貴方に言えた義理では無いのですけれど
どうか笑って許して下さい

一歩前に進んで

貴方に声をかける

呼吸が

止まって

上手く

言葉に

なら無い

あの

さようなら

私は愚かで臆病だ
少しも伝えられない言葉は
喉を通り
体の中で灯りが見えない
貴方に見えない灯りなど
意味も無いというのに

月を両手ですくったなら
月は泣きながら池に帰ると言う
私は救われる事など
求めてはいないと言うのに


自由詩 月のしずくと炭酸水〜夕焼け色を飲み込んで〜 Copyright プル式 2006-07-29 06:47:26
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