在来線から
古河 セリ


嗚呼、
キミが見つめていル。

雨粒、夥しく、轟音、舞う強い光の束。糸。

嗚呼、
キミの哀しみをボクは抱いていル。

1,2,3,4,5,6,7,8,9,

・・・リライト(亡羊)・・・

それは、
燦爛たるキミ、光彩を纏ったキミ、否、キミそのもの。

だけれども、
遮光カーテンが覆う、カラーテレビの投影、リテラシーの解析、
それは、
割愛すべき全てのリアリティー。

1,2,3,4,5,6,7,8,9,

・・・リライト(直視)・・・

キミの心の内陸を通過した、ホームにて。
転落に要注意、ボク。
キミの手は向こう側、体温はキミの体内の臓腑の血液の骨の…


さあ、スタート。


イカナイデ!




自由詩 在来線から Copyright 古河 セリ 2006-07-28 20:00:35
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