6、庭 【にわ】
雨宮 之人

それには まだ
誰も 触れていなかった
息を吹き掛けると
勝手に 回りだした

動きだす日々
巡りだす季節
色とりどりの光
気分屋の雨

種を蒔いて
見つめた時間だけ
命は膨らみ そして弾けた

創造が震え 風と揺れる
掌の上 箱庭は萌え
雑多な細胞 光を目指して舞う


自由詩 6、庭 【にわ】 Copyright 雨宮 之人 2006-07-27 01:43:57
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