未詩にかんして
アンテ

 oldsoupさんと荒木田さんの「未詩」についての文章にぶらさげて、一度だけ書かせて頂きます。弁解的な内容ですいません。適当に読み飛ばして頂ければ幸いです。荒木田さんに感想を頂いた際に発言しなかったのは、不快に思ったせいではありません、もちろん。どこに発言すればよいか悩んで、棚上げにしていたせいです。申し訳ないです。

 「未詩」に投稿しはじめた頃、心のなかから、詩を書くことに対する必要性や衝動がぽっかりと抜け落ちてしまって(壊れた、と一部で書きましたが)、それじゃあ書くのをやめてしまおうかと考えた時に、もう一度、無理やりにでも書きつづけることで自分のなかからなにかが生まれてくるものなのか、やってみようと考えました。今でもよく判りません。
 だから、自分に執着したものが多く、第三者的に作品とはいえないものが多いと思い、「未詩」にしました。そういう意味では、片野さんが設定された「未だ詩にならざるもの」に甘えた格好です。投稿すべきかどうかの判断、については、出さないと自分のなかで切り離せないという思い込みがあったというのが本音です。
 7月に1つだけ、「自由詩」で投稿したものがありますが、今読み返すと、やっぱり自分のことに終始していますね。。。

 今でも、詩を書く、ということがよく判らなくて、ここ一年以上、「よく判らない自分」「なにも感じない自分」を詩にしてみたりと、いろいろやっているうち、なにがなんだか判らなくなって、でも、書きたくなければ書かなくていいやと自分を納得させることもできない状態です。単純に、おもしろい楽しいものを書けばいいんだと思い込もうとしたこともありましたが、それが詩を書く動機にはなりえない、というのが個人的にはあって、無理でした。もちろん、動機は人それぞれ違っていて当然だし、人を真似することではないのですけど。
 そんな人の言葉なんて読みたくないと言われる方への言い訳のために、「未詩」という場を利用した、のが本当のところです。

 oldsoupさんも荒木田さんもおっしゃっているように、「未詩」はそれぞれの解釈と考え方で投稿してよい場所だと思いますし、堅苦しくならずに、でも個々がちゃんと考えていればそれでよいのでしょうね。自分についていうと、もうすこし客観的に判断するようにして、自由詩か未詩か分けたいです。

 長々とすいませんでした。いつも読んで下さっている方、心から感謝です。


散文(批評随筆小説等) 未詩にかんして Copyright アンテ 2003-07-28 05:16:56
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