砂粒のメロディー
atsuchan69
灼熱の渇き、
あるいは凍える肌の
傷を癒すのは
いつだってキミの唇だった
また歌ってくれないか
せめて無惨な屍のために
立ち去るまえに
たった一度だけでも
キミの声が
どこまでも聴こえるように
憎しみをのせて、
遠く果てしなく
記憶の中へと
砂粒のながれるように
呪われた大地を
すべて覆いつくすように
自由詩
砂粒のメロディー
Copyright
atsuchan69
2006-07-20 19:56:55
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