ぽえむ君−眺空−
ぽえむ君

ぼくは詩を書きたい

いつもの空の空では
自分の疑問には答えてくれない

今日もまた

朝の散歩をしていると
いつもの空に出会いました

幼い頃よりも
空が小さく見えるのは
どうしてだろう

いつもの空の空なのに
よくよく見れば
だんだん小さく見える
歳をとったのだろうか
それだけであろうか
知識と経験がそうさせるのか

若い時よりも
空が低く見えるのは
どうしてだろう

いつもの空の空なのに
よくよく見れば
だんだん低く見える
老いてきたのだろうか
それだけであろうか
義務と責任がそうさせるのか

挫折を感じるとき
空が暗く見えるのは
どうしてだろう

いつもの空の空なのに
よくよく見れば
だんだん暗く見える
諦めが早いのだろうか
それだけであろうか
自由と選択がそうさせるのか

いつもの空の空なのに
いつもの空は答えてくれない

明日もまた

語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−眺空− Copyright ぽえむ君 2006-07-20 12:45:40
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