偶然と必然が奇跡へと繋いでいく
こめ

僕は僕それいがいなんでもない

僕の鎖で絡まれた心は矛先は

常に君の方向を示している

君は僕のことなんか一つも知らないけど

僕は君のことならなんでも知ってるつもりだよ

偶然と必然は絡まり合い交わり混ざって

奇跡へとすがたを変えていく

泣きたいけど泣けない

笑いたいけど笑えない

死にたいけど死ねない

僕だけど僕じゃなかった

世界はゆっくり回る

鳶は優雅に空を舞う

雲はひっそりとたたずむ

隙間から見える光は

人工的な物だった

雷鳴響くこの場所で

避雷針は意味を持たなかった


自由詩 偶然と必然が奇跡へと繋いでいく Copyright こめ 2006-07-15 22:19:04
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