ぽえむ君−雨夜−
ぽえむ君

ぼくは詩人

厳しい道の前に
立ち止まるのは楽だが
そこは安らぎではない

今日もまた

夜の散歩をしていると
雨の夜に出会いました

降りしきる夜の雨の中を
ぼくは外に出た

なぜなのか
自分でもわからない

降りしきる夜の雨の中を
ぼくは歩き続けた

どこに行くのか
自分でもわからない

理由や目的はなくとも
厳しさの中に存在させたかった
それが理由と目的かもしれない

降りしきる夜の雨の中を
ぼくは雨に打たれ続けた

そのつらさの中に
何かを求め
何かが存在する

そこに立ち止まってはいけない
立ち止まったとしても
そこは夜の雨

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−雨夜− Copyright ぽえむ君 2006-07-05 21:58:43
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