青い目
LEO

静けさに
包まれて夜は
雨はとどまっても
星はみえない梅雨の空

肌の湿りは
空が落とした夏の皮膜
それとも重ねた体温
外灯が滲んで見える

青く蒼々と
今を映すその目に
私の目は奪われたまま
あしたの夢をみる

青く蒼々と
いつまでも
醒めない夢を
その目に語りかけて


自由詩 青い目 Copyright LEO 2006-07-03 00:02:28
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