いつかインターネットでこの詩を読むであろうあなたに
tonpekep
解かれるものがあって
解けないものもあって
元気ですか
その言葉だけで繋がっている
わたしを折る
折りたたむ
そして開けば
鶴にでもなりたい
配達の遅れた願いのようなものが届く
今頃になって
幸せになってほしいと
父親のようなことを願う
時間割表に添って
わたしらは生まれ
巻絵のような
歴史の最後の辺りで
わたしはあなたと出会っている
周りにはいつでも壁がありつづけている
そして角を見つけることで安心を得ている
隠れることが得意ですなんて
履歴書に書いたような気もする
いつまでも角を曲がりつづけている
わたしは
ものすごく臆病で
ときどき神さまのようなものに祈っている
みんなが幸せでありますようにと
ものすごく簡単な挨拶が
ずっとできないでいる
わたしもあなたも
喧嘩のようなものをしたい
喧嘩のようなものをしたいと思いつづけている
叱ることもなく
叱られることもなく