一時の気の迷い
狩心

※この詩は、下の行から上の行へと読んでください。





全ての水は蒸発し 消えて無くなってしまうのである
〇〇がどう在るべきかを 考えていかなければ
それを霊的な目線で あなたがたの先祖達と共に  
むしろ その花束は、墓標に捧げられたコップ1杯の水なのだ。
授賞式に贈呈される花束のように 受け取ってはならないのだ。
キミの「一時の気の迷い」に付き合ってくれる ヒト ヒト のやさしさを   
という葛藤を忘れてはならないのだ!
表現すべき価値のあるものなのだろうか
「この作品」は読者の時間を奪ってまで 
ああ! キミの顔面は世界の七不思議だ
しかし シャワーが止まる事はないのだ
シャワーの水を弾く肌は 若かりし頃だけだ
宅急便で送られてきた老体 キミの為に冷凍保存されていた
ペンと紙は無い、体一つ
身に染みる日々
人間なんだよ
今すぐその才能以外の全てを失ってみるがいい
今すぐ水無しで30日間砂漠を彷徨ってみるがいい
今すぐサバンナでライオンと戦ってみるがいい
私は才能があるだなんて表現 撒き散らしやがって
小手先の血からを信じた馬鹿が!
こんな筈じゃなかったと思うほど ちんけな格好で
キミは人生をかけて 自分の嫌な部分を全て告発する
見えることに疲れて・・・
ああ、世界が真っ暗だったらどんなに素晴らしいだろう
部屋の明かりを消す 心安らぐ
何事も自分一人で解決しようと全て抱え込む 悪い癖だ
シャワーの蛇口を見つけるのだ
シャワーと真正面から立ち向かってもいつか窒息死するだけだ
顔面にはシャワーが 浴びせ掛けられ続ける
ここは風呂場ではないが
腫れ下がり 垂れ上がる 目標を失った惑星  
現代の美的センスだ
生殖器丸出しの露出狂が
全身包帯ぐるぐる巻きのミイラか 
ああ素晴らしき人生
中国語がしゃべれるようになった
中華料理ばかり食べていたら
刺激的な人間になった
タカノツメを貼り付けたら
剥がれた爪の代わりに  
風のように現る
・・・・・


自由詩 一時の気の迷い Copyright 狩心 2006-06-30 10:30:33
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