ぽえむ君−渦巻−
ぽえむ君
ぼくは詩人
何かに囚われたくないと思っても
囚われなくてはただの孤立である
今日もまた
夜の散歩をしていると
星に出会いました
空の瞬く星々を眺めていると
銀河の渦が頭の中を巻く
この星はその渦の中の小さな1つ
系の中にあり
その系の相互作用の法則に従いつつ
その命を維持し続ける
青い空や稲妻も
その法則の中にあるからこそ
大地に存続を伝え
時が流れる
その渦は人の渦となり
頭の中を巻き始める
このぼくはその渦の中の僅かな1つ
系の中にあり
その系の相互作用の法則に従いつつ
その命を維持し続ける
喜びや涙も
その法則の中にあるからこそ
心に響くものを感じ
詩が生まれる
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい