この世界の片隅で
ジム・プリマス

この世界の片隅で
いつ訪れるか分からない
新しい夜明けを待っている
壊してほしい
汚してほしい
砕いてほしい
それで
変わるなら
変われるなら
それでも構わないと
そう思った
どっちを向いても
行き止まりの風景
自分の真上に
広がっている
空をみた
そして
いかづちに
打たれるところを
想像した
精神が少しだけ
震えた
大烏のように
まだ明けやらぬ
大空を滑空したい
誰も見たことのない
夜明けを探して
ずっと彷徨っている
少し強張ったままの
僕の精神
まだ
神は降臨していない


自由詩 この世界の片隅で Copyright ジム・プリマス 2006-06-27 00:59:44
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