ぽえむ君−風夢−
ぽえむ君

ぼくは詩人

夢は風となり流れ
流れる風は夢となる

今日もまた

夜の散歩をしていると
風夢に出会いました

静寂な夜の道は
儚い夢を与える

意識がありながも
朦朧とさせる目の前の現実を
解き明かそうとするも
ゆらめき流れる

そこには風

寂寥な夜の道は
淡い夢を漂わせる

無意識を創りだし
夢とうつつの狭間を彷徨う現実を
自我に認識しようとするも
抱えきれぬまま零れ落ちる

そこには風

夢は風となり流れ
流れる風は夢となる

そこには風

時には希望を吹き込み
ある時は寂寞な想いを映し
夢をうつつ
うつつを夢に
流れては去っていく

気持ちに言葉はいらない

明日もまた

言葉のない詩を作りたい


自由詩 ぽえむ君−風夢− Copyright ぽえむ君 2006-06-23 21:57:04
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