ぽえむ君−意義−
ぽえむ君
ぼくは詩人
他人が無駄と思うのは
その人がその人だからであり
無駄と思うことが無駄である
今日もまた
夜の散歩をしていると
意義に出会いました
詩人は詩を書いて心を満たし
画家は絵を描いて美を追い求め
学者は法則を見つけ真理を探す
長い歴史の中で
芸術と科学を守り続け成長し
研ぎ澄まされた感性と洞察力は
他ならぬこれから生きる人間の
過去からの受け継がれたものと併せ
新たな創造に立ち向かうものとなる
詩人はより繊細に
画家はより鮮明に
学者はより複雑に
社会生活から切り離された生活が
自分の生命を脅かすことになろうとも
その宿命を担い
受けて立つその精神を維持し
常に前進することを止まない
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい